「エモい」とは?

ツイッターをフォローさせていただいて、すごい研究と成果と実績の人なのでリスペクトはしてはいるのに、ここ数か月くらいことあるごとにあの言葉を使っててなんだかわからない感じ。なーんかよくわからないし。自分の知っている意味と違う気がする。

zasshi.news.yahoo.co.jp

この記事で少しだけ某製「エモい」について言及しているらしいので読んでみたけどふんわりでわからない。「いとをかし」という意味ならそうは言わないのかな?

ツイッターで使われている文脈から意味を推測してみようもののあらゆるものに「エモい」使っていてもうわっけわからんの。

 

自分が知っている(思っている)「エモい」の意味について。

「エモい」はそのままエモーション/エモーショナルの略ではなくて。確かに感情的な、感情が動かされるような、という意味はそのままで。そこに加えて哀愁や郷愁などノスタルジックな(懐かしさのような)気持ちとか、無力感や無常とかニヒリズムなどちょっと悲しいような形容しがたい感情のことを言っていると考えてる。

だから、なんかヘラヘラしながらウェイウェイしながら「うわ!エモい!エモい!」とか使うのは違和感がある。

ここでいう本来(?)の意味は語源をたどると音楽業界からきていると考えられる。(自分で調べた限りで個人の見解)

エモ - Wikipedia

エモコア(エモコアバンド)というワードがあって、パンクロックミュージックの中の一つの分野で、ここから「エモ」のエッセンスが対象物の形容に使われ始めたのが「エモい」の源だと思われる。1980-1990年のUKミュージックシーンの影響やそこから生まれた価値観が関係しているのかもしれない。

ヴェイパーウェイヴ - Wikipedia

ここから2000年代になってくるとDTMやクラブミュージックが出てくると。その中で前衛的なジャンルの中で昔の曲のサンプルを多用するような曲を聴くと、その音源を知ってたりすると懐かしく感じたり、音源を惜しげもなくチョップしたりするもんで『意味を持った単語』が『無意味な音節』になる感じなどから無力感や悲しさも湧き上がっていたりすることも。これくらいから音楽ジャンルに対しての表現とかで「エモい」が使われるようになってきたかもしれない。自分の中では「エモい」≒「VaperWaveぽい」でもいいかもしれない。

 

1年以上前に書いた下書きを見つけたのでそのままポスト